殿といっしょ

戦国武将を詳しく(?)知りたい方に

 
作者   大羽快
巻数   11巻
あらすじ 史実やよく知られたエピソードを紹介、有名どころの戦国武将を誇張しすぎな4コマギャグ。

 

武将の特徴や有名な話を極端に尖らせてキャラを立てています。伊達政宗は眼帯のことしか考えていない。信長は裏切りに敏感ですぐ燃やす。真田家は徳川に絡んでばかり。長曾我部は姫だから可愛い。こんな内容です。

とにかく登場人物が多い。上杉家であれば謙信、景勝、景虎、直江兼続までは大体わかるけど、謙信の姉である仙桃院も出ます。もちろん前田慶次も絡みます。
有名どころは当然に、部下・親兄弟・妻子も必要ならば即出演。そして細かな逸話がばんばん出てきます。知らなけば何だこれ?だけど、武将を調べてみればわかる面白さ。戦国武将に興味が出たならぜひ。

殿たち
引用「殿といっしょ」7巻抜粋
(大羽快)より
他にも沢山います

当時の話は虚偽不明なものが多いけれど誇張されているというのが定説。それを更に大げさにしたのが本作なので、読んで興味が出たら元ネタを検索するととってもいいことがあります。

時間軸がバラバラなところだけご注意。解説がないまま急に時代が変わります。
大阪城城主の秀吉の後に信長の部下時代の秀吉エピソードがあって、また城主の秀吉が出てきたりする。
時間軸がまっすぐに流れず出てくる、と言えばわかるかしら。なので戦国史を全く知らないと最初は混乱するかも。
でもこの方法を使うと時代の逆行ができるので、小ネタも取りこぼすことなく出せる。読んでいて飽きることもないし、興味の無かった武将も流れで読んでしまう。歴史ギャグ物として、実はとても優秀なつくりです。

絵柄には強い癖がありますが、4コマという表現が上手く作用するのか疲れず読み進めることができます。
戦国鍋がお好きな方あたりが、本作を一番楽しく読めるのではないでしょうか。
武将を「戦国時代のキャラクター」として捉えることができるのであれば、楽しく読める作品です。

本作を読む前から、武将で好きなのは前田利家、それと真田父+真田兄が好きなんです。好きなんですけれども、この漫画を読んだ方に真田愛を話すことはできない・・・